徳井義実さんのニュースを見て「税務申告をきちんとしていない人はかなりいると思う」

こんにちは　まあこです。

徳井義実さんのニュースを見て「税務申告をきちんとしていない人はかなりいると思う」

徳井さんは、2009年の会社設立から期限内申告をせずに税務署の指摘を受けていたようですし、納税せずに銀行預金を差し押さえられたり、個人事業主としても所得税の無申告を繰り返していたとの事で、呆れる程のずさんさですが、ここまでとは言わなくても税務申告をきちんとしていない人はかなりいるのではないかと思います。

わたしは以前、会計事務所で働いた事があります。まあ、半年で辞めてしまったんですが。

入社してすぐに、小規模の法人と個人事業主合わせて8件の担当を持ちました。

その会計事務所は担当制で、担当した企業については月次監査、記帳のチェックはもちろんの事、年末調整、確定申告、決算申告まで担当者が全責任を持つ事になるのですが、何が大変だったかというと、資料が揃わない事でした。

今の時代、会計ソフトがとても賢いので、基本的な会計や税務の知識があり資料が揃えば申告までこぎ着けます。

あとは事業主が納税して完了となります。

どうしてこんなに？という位、記帳を先延ばしにする事業主の方が多かったです。

ひと月遅れはまだいい方で、半年遅れの方もいました。

「記帳していない箇所も、資料の提出さえしていただければやっておきます」

と言っても、のらりくらりと資料の提出もままならず。

何度も何度も、電話し、出向いて、やっと揃う状態。

他にも、年末調整の期限に間に合わず、事業主が「自分でやっておくから」と言ったきり3か月も経過。その後やっと申告。

前税理士が匙を投げた事業主、それを引き継ぎましたが、売掛金が5,000万円。

どう見てもそんなには無いのでいきさつを聞いたら、数十年に渡り未回収をそのままにしていたので誰にどれだけ売掛があるのかわからない。

直近の売掛金を判明するのにも苦労しました。

息子さんが後を引き継ぐことになり、帳簿の洗い出しとなりました。

工場の中に入って機械装置なども全てチェックし、償却資産なども洗い出しました。

「税金を払いたくない」と言う事業主もいました。

「税金を払わなくていいようにするのがあなたの役目でしょ」と当然のように言われたんですが、

「昨年より売り上げが伸びてよかったですね」と、何度もなだめてやっと納税しました。

結構ずさんな状況を見てきたので、税務申告をきちんとしていない人はかなりいると思います。

税理士としても信用問題に係わるので、資料の提出や記帳などをきちんとしていない事業主とは契約を結べません。

経営が上手く行っている企業は記帳がきちんとされていて資料の提出も早かったです。

社会は信頼関係で成り立っています。

当面の間、芸能活動を自粛するそうですが、当然の結果だと思います。

というか、お仕事はきちんとできていたんでしょうか？

余談ですが、事業主が家を買うとかなりの高確率で税務調査が入り、修正申告に持ち込まれます。

【精米】北海道産 無洗米 ホクレン ゆめぴりか 5kg 令和元年産