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USD/JPYの特徴【通貨ペアについて】

こんにちは まあこです。

 

USD/JPYの特徴【通貨ペアについて】

 

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ドルストレートの中でも、USD/JPY(ドル/円)基軸通貨米ドルと日本人が普段使う円の組み合わせなので、手掛ける方が多いと思います。

でも、実は結構難しい通貨ペアでもあります。

 

実需で動く通貨ペア

 

ドル/円の値動き要因は何といっても実需であるといえます。

 

輸出の円買い、輸入のドル買い。

 

輸出企業は物を売り上げて受け取った米ドルを円に換えます。

米ドル売り、円買いです。

日本人は円で生活しているので、企業はドルを円に換える必要があります。

従業員はお給料を米ドルで受け取っても困りますよね。

日本国内で必要な経費であったり、税金の支払いであったり、給料の支払いであったりと円が必要だからです。

 

輸入企業は物を仕入れる為に米ドルを買います。

円売り、米ドル買いです。

世界中で決済通貨として使われているのが米ドルだからです。

日本はエネルギー輸入大国なので、原油価格の影響も大きく受けます。

 

貿易収支が輸出に傾けば円高、輸入に傾けば円安になります。

注意したいのは、年単位の為替予約などで米ドルの売買をする事も多く、貿易収支がすぐに相場に影響を与えるものではありません。

銀行の仲値決済も多いです。こちらは平日10:00前後に仲値が公表され、対銀行の売買はそれを基に行われます。

 

圧倒的な影響力を持つ機関投資家の存在。

 

機関投資家とは、GPIF年金積立金管理運用独立行政法人、保険会社、信託銀行などをいいます。

GPIFは「くじら買い」と言われた程、その圧倒的影響力は世界で知られています。

生命保険会社は「ザ・セイホ」と呼ばれ、こちらも大きな資本力でその動向は注目されています。

 

日本円は現在マイナス金利なので、主に外国債で運用されます。

その運用方針であったり、運用状況などは機関投資家のホームページで公開されているので、チェックが必要です。

 

実需勢のプライスを探る事が必要。

 

これはとても大切な事で、ドル/円の場合は上がってるから買い、下がってるから売りという単純なものではありません。

実需勢の求めるプライスがどのあたりにあるかを探らなくては勝てません。

もちろん、コンプライアンスの関係上、外部に漏れる事はないですし、誰も教えてはくれません。

チャートを読み取り、プライスを予測、戦略を立ててからポジションを持つ。

FXで勝つというのは、そういうものだと思います。

 

実需勢のプライスに触れてしまった!

 

ドル/円時間足チャート

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8月13日22:00の大陽線です。実際に動き出したのは22:30。

下矢印、105.00円には大きなオプションが設定され、実需勢の買いプライスと見受けられました。

8月1日からの下げで、マーケットのセンチメントはショートに傾いていたので、

105.00円の買いをつけた途端、ロスカットを巻き込み、一気に上昇です。

23:00のひげを含めて106.974円まで、約200pの上昇となりました。

実需勢のプライスという地雷を踏んで一気に爆発してしまった様子です。

 

他にも数年前ですが、ある日本企業がある米国企業を買収するというM&Aの大型案件が浮上し、1日で一気に米ドルを買っていった事があります。

新聞でも大きく取り上げられていたので気にはしていたんですが、よほど急いでいたのか、その当日の朝9:00~15:00の時間で一気にお買い上げ。200pの上昇。

翌日の朝には何事もなかったように下がりました。

わたしはロンドン時間から売りで頂戴しました。

 

このように、実需勢の動きを探り、トレードするのがドル/円のトレードになります。